五感トレーニング

口に入れた食べ物の味・匂い・触感について聞くことで、考える間、自然と食べるスピードが遅くなります。
最初だけでもゆっくり食べることで随分消化が良くなるはずですし、よく噛むことで唾液の分泌を促し、消化を促進するだけでなく殺菌効果も望めます。

皆さんが嫌いな食べ物があれば、なぜ嫌いなのか、好きな物はなぜ好きなのか、その都度聞いてみてください。
それは、皆さんの体質や体調を判断する大切な情報の一つになります。
食べてもらいたい食材の調理を考える上でも役に立ちます。

五味について

通常、子供の頃は甘味や塩味、うま味に対しては反応が良く、酸味や苦味に対しては嫌う傾向にあります。 これは生物的には非常に大切なことで、身体の小さな子供達が身体に必要な物を摂り、腐敗物や毒物から身を守るために備わった感覚です。

味覚は変化しますし、味を感じる受容体である舌の感覚器官「味蕾」は、1週間から10日程度で再生すると言われています。
今が味音痴だから、濃い味が好きだから、ジャンクフードばかり食べているから、とあきらめず、まずは10日トレーニングを続けてみてください。

五感トレーニングの活用

  • 顔色や性格、味覚の傾向から体調や体質を図り、日常の体調管理の目安とする
  • 毎日の食事をもって病気を予防する
  • 自分自身の感覚を鍛える→自分の身体の発する声を聞いて、その時必要な食べ物を選べるようになる(まだ小さなお子様にはご家族が好みや毎日の様子を観察することで選んであげましょう)

トレーニングは以上の目的のために行いますが、まずは「意識すること」

もう一つ心がけることは「バランスをとること」

東洋医学の基本となる陰陽論によると、物事は陰陽の両面を持ち互いの均衡が保たれ調和していれば健全な状態と考えられています。
現代人は、食生活の乱れや日々のストレスで心身のバランスが乱れがちですから、バランスが崩れて病気を患ってしまう前に、自らの五感を鍛え、自分自身で整える術を学びましょう。